姉妹提携協定書

 京都府の城陽市観光協会と鳥取県の三朝温泉観光協会は、市町の姉妹提携を結んだ後、両観光協会の友好関係を築いてきました。
 これまでの友好関係をさらに推進する為、姉妹提携を締結する事に合意します。
 
 両観光協会の交流を通じて、物流の流れやイルミネーションなどの交流がさらに発展し互いの理解と連携を深めることに努めるものとします。


 1 観光協会事業の相互交流
 2 産業・観光振興に関する相互協力
 3 災害時の物流の援助交流
 4 その他相互のまちの活性に関する事業


 浸かってよし、飲んでよし、吸ってよし。心と身体を癒してくれる、三朝の湯。
 三たび朝を迎えると元気になるといわれる三朝温泉。どこか懐かしい昔ながらの湯治場の雰囲気が漂う湯の町の風情に心もなごみます。
 三朝温泉の由来は、およそ八百五十年以上も昔のこと。大久保左馬之祐というお侍さんが、年老いた白い狼に出会い、一度は弓で射ようとしますが、思いとどまり見逃してあげることに。その夜、左馬之祐の夢に妙見大菩薩が現れて、白い狼を助けたお礼に温泉の場所を教えてくれたのです。以後、救いのお湯として、村人たちの病を治したと伝わります。
 三朝温泉のお湯は、世界有数のラドン含有量を誇ります。ラドンとはラジウムが分解されて生じる弱い放射線のこと。ラドンが呼吸で体内に入ると、新陳代謝が活発になり、免疫力や自然治癒力を高める効果があります。これを「放射線のホルシミス効果」といい、観光はもちろん、療養目的の湯治として多くの人々に親しまれています。
 三朝温泉観光協会は、旅館業、一般商業、土産業、芸妓業、娯楽業、飲食業金融・交通などの業種が連携し、「山陰三朝温泉」の観光事業と発展に寄与することを目的に昭和36年10月8日に発足致しました。
 平成26年に開湯850年を迎えた三朝温泉は、地域と連携した街づくりを目指し、街歩きが楽しめる温泉地づくり事業を行っております。
 平成27年に六根清浄と六感治癒の地~日本一危険な国宝鑑賞と世界屈指のラドン泉~として「日本遺産」第1号に認定されました。今後もお湯の恵みに感謝し、泉質の良さをPRして、三朝温泉にお越し頂くお客様の増加につなげていきたいと思います。
 大正3年石津利作博士に温泉調査を依頼し、大正4年に三朝温泉のラジウムエマナチオン含有量が日本一であると内報を受けました。大正5年9月9日付けで、鉱泉中の「ラジウムエマナチオン」含有量調査成績が官報第1234号でラジウム含有量日本一と発表され、三朝温泉は一躍脚光を浴びました。
 この度の城陽市観光協会との姉妹提携を三朝温泉ラジウム含有量東洋一100年記念事業としています。
城陽市観光協会 姉妹提携 三朝温泉観光協会
平成24年10月。 城陽市観光協会は平成28年(2016)11月30日、鳥取県 三朝温泉観光協会と姉妹提携を結びました。