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歩いてみませんか
「木津川堤防」 |
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自然とふれあう、身近な憩いのひとときを
市の西端をゆったりと流れる1級河川「木津川」。木津川は三重県の山間部を源流に、名張川から木津川となって流れ、宇治川・桂川と合流して淀川となって大阪湾に注ぎ込む、総延長約150`b、流域面積約1,600平方`bに及ぶ大河です。
城陽の歴史をさかのぼるとき、木津川は大いなる恵みの川として、ある時は水害をもたらす恐ろしいものとして、深く生活に密着してきました。城陽にとっては、昔も今も最もなじみの深い『母なる川』です。そんな木津川に沿って、四季それぞれの表情を見せる堤防を歩いてみませんか。のんびり歩くには最適のコースです。
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景観豊かな木津川堤 |
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石田神社の碑(城陽市と久御山町との境界あたり)から新山城大橋までの市域となる堤防の距離は、おおよそ6.5`b。寄り道せずに歩くと、大人の足で普通に歩いて1時間30分から40分位でしょうか。でも、せっかくですから、ゆっくり歩かれてはいかでしょう。川沿いに広がる景観や、普段目にする機会のない、城陽市の街並みが新鮮に映ることでしょう。
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今回は、北から南に向かって紹介しますが、北から歩いても、南から歩いても、まず目に止まるのが、河川敷に広がる茶園です。古文書によると、おおよそ300年前には栽培されていたようで、現在、約31ヘクタールの茶園で、年間30トンのお茶が生産されています。その内、9割がてん茶(抹茶の原料)で、あとの1割が玉露と、すべて高級なお茶ばかりです。城陽のお茶は全国一に輝いたり、産地賞を獲得したりと、その品質は高く評価されています。
キラキラ光る川の流れに見とれながら足を進めると、やがて京奈和自動車道が見えてきます。その下に広がるのが市民運動広場(木津川河川敷運動広場)。休日にはテニスや野球を楽しむ人でにぎわいます。足を止めて、少年野球の熱戦を観戦するのも一興です。自動車道を越えてすぐ、堤防の東側に樹木がこんもり繁っているのが、水主神社の杜。昔から、この辺りの鎮守様です。立ち寄ってみると、木立の中は森閑として心地よく、心が洗われるような気になります。 |
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枇杷庄を過ぎ、近鉄の踏み切りを越えると、しばらく木津川の流れは見えなくなります。堤防と川の間に木立が広がるからです。この辺りでは、木立の中に佇み、心静かに野鳥を観察するのもいいでしょう。
さらに南下すると、私たちを水害から守ってくれる「生レ口(うまれぐち)樋門」が見えてきます。その近くには、奈島地域のみなさんが水難除けとして、大切に祀(まつ)っておられる"淀姫さんの祠(ほこら)"があります。ここから新山城大橋までは、ほんのすぐそこです。
このコースの魅力は身近なこと、パノラマ的に広がる景色を楽しめること。そして、何よりもノンビリ歩けることでしょうか。また、木津川は、弁当を広げる場所にも事欠かきませんし、歩く人のその時々の気持ちによって、違う表情を見せてくれたり、新たな発見ができるのも魅力のひとつでしょう。 |
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より身近な憩いの場 |
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木津川堤防には、歩く楽しみとともに豊かな四季折々の自然が楽しめます。
春には、ツクシやヨモギ、ノビルなどの野草が摘めます。夏は吹き抜ける川風が魅力で、トンボやチョウなど虫たちの天国に。美しい虫の音で、季節の移り変わりを知ることもでき、子どもの頃を思い出して虫たちと戯れるのも楽しいものです。
秋から冬にかけては、数多くの野鳥の姿が観察できます。山から降りてくる鳥もいれば、遠い北の国からはるばる渡ってくる鳥たちも。フィールドスコープを手に歩けば、初めての人でもバードウォッチングの醍醐味を味わえます。
市域堤防の北から南までの間には、現在5カ所の「やすらぎ回廊」があり、ウォーキングやサイクリングの休憩場所にご利用いただけます。木津川は城陽市の自然の宝庫であるとともに、身近な憩いの場でもあります。環境を大切にしながら、みなさん、どうぞそのよさを満喫してください。 |
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桜づつみ「木津川・緑と水辺のやすらぎ回廊」 |
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木津川堤は、虫の声、野鳥の姿が観察できるとともに、茶園風景や田園風景、東の山林が美しく広がっており、四季の折々の移り変わる自然に親しめます。そんな木津川提を身近な「憩の場」にと、市の木津川堤防約6.5キロメートルのうち、6地区で木津川堤を拡幅し、桜、梅(紅・白)の木のほかツツジ、やまぶき、ゆきやなぎなどの低木も植栽し、景観に合わせたトイレやベンチを設置しています。川辺の散策をゆっくり楽しめるように配慮した散策路です。ゆったりとした時の流れを楽しんでいただけるのはもちろん、日頃見慣れた町並みとは一味違った風景を堤防から眺めることができます。健康づくりにハイキング、サイクリングにと幅広くご利用ください。 |
木津川堤・桜づつみ紹介 |
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1キロごとにあるので散策の目安に青谷(上流)から久津川(下流)までの約6.5キロの木津川堤防が続きます
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みんなで楽しいひとときとともに、
施設を大事に、
ゴミは各自で持ち帰りましょう。
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