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城陽市観光だより

 城陽の観光スポット<自然探索>

 南山城の歴史と自然にふれよう 出かけよう 「山背古道」へ

山背古道(やましろこどう)−−それは、京都と奈良の間、南山城の山際をゆるやかにうねりながら続いている、一本の小径です。
この道をたどると、古墳や、古くからのまちや、人々のおしゃべり声、美しい景色と出会えます。
先人たちが抱いたこの地域への愛情や、土地の魅力をつかんだその視点が伝わってくる道です。私たち一人ひとりがゆったりと味わい、歩くことにより、この地域に眠るさまざまな魅力を再発見できる道なのです。

山背古道
平成7年、城陽市、井手町、山城町、木津町の4市町が、この道をきずなとしてまちづくりをすすめていこうと、山背古道推進協議会を発足させました。4市町が手をつなぎ、訪れる人や他の地域との交流を広め、地域全体の魅力を高めていこうとするものです。


大切なものが思い出せる道

ゆるやかなアップダウンをくり返し、高みを通る古道を歩くと、突然目の前に風景が広がります。それは木津川が開いた豊かな南山城の地−−数々のたからものが散りばめられた風景です。
古道が描くカーブの先に、南山城の春を望む
この地を育ててきた豊かな木津川の流れ
一足ごとに移り変わる風景は、歩く速度にぴったり
 
竹林の中、古代史の謎を秘め静に眠る古墳

緑ゆたかな山なみと、川がたゆとう眺望、四季折々の野の草花。山背古道周辺は、それら豊かな自然に育まれた、独特の文化と風景が息づいています。数多くの古墳群や、渡来人が残したお寺、茶問屋の並ぶ通りや、川と戦った記憶をとどめる天井川。
時を重ね、それらが日常の風景の中に溶け込み、駄菓子屋の店先で、お地蔵さんが見守るまちかどで、今も新しい出会いと物語を生み出しています。
山背古道にはいろいろな宝物がかくれているのです。



みんなが楽しめるまちづくり

まちかど案内所、山マーク入り、
もえぎ色の吊り旗が目印です。

山背古道推進協議会では、この地域の魅力に磨きをかけようと新しい「まちづくり」に取り組み始めました。それは、多くの人が参加でき、手づくりのぬくもりが感じられ、交流の場や機会がたくさん生まれるもの、楽しみながら育てていけるものです。
 
まちづくり、4つの事業
   山背古道の再生
  まずは、道を再生することです。
美しい景色やたくさんの歴史資源など、さまざまな魅力を結び、安全で、楽しく歩ける道を整えることです。
今、古道の路面には、地域のこどもたちが思い思いの工夫をこらしてつくった、陶板製の道しるべが埋められています。いろんな表情の山背古道マークが、歩く人を先へと誘います。
 
   探検からはじまる
  自分の足で歩くことを通し、一人ひとりが地域の魅力を再発見すること。−山背古道では、住む人も訪れる人も、自らが発見者となり、その楽しさを分かち合うことを第一として、まちづくりを進めていこうと考えています。「探検」という言葉にそういった思いを込めて、だれもが楽しく探検できるよう、「山背古道の日」としてイベントの開催や、仕組みづくりなど、さまざまなサポート体制を整えていきます。
 
   心づくしの環境整備
  埋もれた歴史資源、見過ごされがちな自然の恵みなど、今は眠っている地域の魅力の数々に光をあて、磨きをかけていきます。あるいは古墳公園として、あるいは民家を再生した資料館として、地域の個性が感じられる景色を、あらたにつくりあげていこうとするものです。
   ふれあいのしくみづくり
  住む人と訪れる人が心を接して交流できるようしくみを整えていきます。そのひとつが「まちかど案内所」。地域にあるお店屋さんが人々を受け入れ、出会いを生みます。また、インターネットを通して、さまざまな情報をいろんな地域の人と共有し、さらに大きく膨らませていくことにも取り組みはじめています。


山背古道推進協議会 −お問い合わせ先−
城陽市・観光振興係
0774−56−4019
城陽市・城陽市商工観光課
0774−52−1111
井手町・井手町企画財政課
0774−82−2001
木津町・木津町学研企画課
0774−72−0501
◆ホームページ(http://www.yamashiro-kodo.gr.jp/)




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